納入:大手食品製造会社様
用途:すり身程度の粘性液の移送
型式:サニタリーロータリーローブポンプJNH-1-1B(台車・IV仕様)
流動性の少ない食品を移送
大手食品会社様より、流動性が非常に少ない、魚のすり身程度の粘性液移送についてご相談を頂きました。
必要な吐出量も非常に少なく、2L/min程度を高圧の押し込み装置(2Mpa)を経てポンプへ流入後、同じく2Mpa程度で吐出する、という内容でした。
また移送温度も150℃以上と非常に難しい条件でしたが、サニタリーロータリーローブポンプJNH型を提案。
デモ機貸し出しを経て無事受注となりました。
ユーザー仕様へカスタマイズ
ユーザー様より、台車に載せ使用したい、またインバータも台車上へ搭載したいとのことで、仕様をカスタマイズ。
また、粘性が変動する可能性もあり、万が一想定外の粘度になった場合の安全装置として、過剰トルクがかかった際にモータとポンプ部が切り離される特殊なカップリングを採用しました。
これにより、過剰トルクの際にシャフトがねじ切れる、モータ焼損する、などのトラブルが防がれます。
また操作盤には緊急停止ボタンを取り付けました。
高温・高粘度・定量移送はエイチツーへ
本件は高温(150℃)、高粘度(魚のすり身)、定量移送(2L/min)と、弊社得意分野がうまくマッチした案件となり、また安全機能やユーザーカスタマイズにおいても全ておりこむ事ができました。
上記のような難しい移送案件はまずデモ機にて移送の可否を確認し、課題を発見し潰していく、というような密な対応が必要です。
そのようなパートナーとしての流体移送エンジニアをお探しでしたら是非当社にお声がけください。